OPEN LAB 映画『ふるさとがえり』上映会+対話 ~地域の絆づくりって難しい?でも面白い!~
Post : 2011.12.13
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10月27日(木)、クリエイティブ・シティ・コンソーシアムでは、平成の大合併で誕生した岐阜県恵那市の地域の絆づくりのために、地元を巻き込み、ものがたり法人FireWorksによって製作された映画「ふるさとがえり」の上映会を開催しました。
映画鑑賞の後は、実際に映画の企画や制作に携わった方々やまちづくりの専門家を迎えてパネルディスカッションを行い、映画の感想や、まちづくりの在り方について参加者との対話を行いました。
~映画「ふるさとがえり」とは・・~
あなたにとって”ふるさと”とは何ですか?
1990年、亀を助けた少年たち と 2010年、映画の助監督を辞め帰郷する主人公・勘治。
ふるさとを舞台に、2つの時代と物語が交差する
「少年時代の夢」と「田舎の現実」
20年の時を越えて、「ふるさと」への愛情と葛藤が交錯していく・・・
カンジが描いた「ふるさとの物語」を通じて、その想いを届けます。
(公式HPより一部引用)
映画鑑賞中には感動して涙を流す方も多く「最初はそうでもないのだけど、途中からどんどん引き込まれていって…わかってるんだけど泣いてしまった」という声が多く聞かれました。
対話の際には、株式会社恵那川上屋から恵那の名産品の栗の中でも超特選恵那栗を使った栗きんとん提供していただきました。
ご本人も映画制作に関わっていた株式会社恵那川上屋代表取締役鎌田真悟氏から恵那栗や恵那について、「地元で受けるものを地元でこだわって作り続けることが大事」というお話をしていただきました。
パネリスト
えな”心の合併”プロジェクト代表 小板潤治氏 (えなここさん)
石塚計画デザイン事務所 代表取締役 石塚雅明氏 (タマさん)
東京急行電鉄株式会社 企画開発部統括部長 東浦亮典氏 (ロイさん)
ファシリテーター:株式会社グラディエ 代表取締役 磯村 歩氏(いそむーさん)
※ものがたり法人FireWorks 池内絵美氏にも参加していただきました。
パネルディスカッションは、co-lab二子玉川会員の株式会社クラディエの磯村氏の司会で、パネリストそれぞれがニックネームをつける形で「映画を見てどう思ったか」「ふるさととは何か」「なぜまちづくりに映画だったのか」「映画を作って変わったこと」「まちづくり活動の事例」など多岐に渡って対話が行われました。
参加者から映画についての感想をもらいました。
えなここさん:映画を作った後、劇的に何かが変わったわけではない。けれどもこれで強力な人のつながりが生まれた。
タマさん:小樽の街並みづくりの経験から、まちづくりには「場のデザイン」「仕組みのデザイン」「像のデザイン」が必要。
ロイさん:品川区は商店街が細かく分かれていたが、「つまみぐいウォーク」というイベントをやり始め、続けることによって今では街がつながって3000人が集まるようなものに育った。
対話の後には懇親会が開かれ、引き続きふるさとやまちづくりについて、率直な意見が取り交わされました。
関連URL
えな”心の合併”プロジェクト http://www.enakoko.com/
株式会社恵那川上屋 http://www.enakawakamiya.co.jp/
ものがたり法人FireWorks http://www.fireworks-film.com/
磯村氏ブログ”イソムラ式” http://isoamu.exblog.jp/16756023/
寄稿者
東急電鉄 佐藤雄飛