「ちいさな哲学者たち」上映会 + ダイアローグWS
Post : 2011.10.30
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Kinologueは、映画(kino)をきっかけに、参加者が対話(dialogue)するワークショップを企画・実施しています。皆で一緒に映画を観て、それぞれの立場から思い思いの考えを語ることで新たな気づきが生まれます。この日も約20名の「話したい」人たちが集まりました。教育関係の方のほか、学生、仕事帰りの会社員、NPOの方、遠くでは奈良からの参加者も交えて、全員が自己紹介の後、映画の上映開始。
映画終了後は、4~5人のグループに分かれ、語りたい場所を選んで、どんな視点で映画を観たのか話し合いました。立場や子供との距離も様々な人々から、「やっぱり家庭の協力って大事」「哲学はきっかけにすぎない。自分の言葉で自分に問うこと」「どうして哲学をすることになったのか、もっと背景が知りたかった」などなど、多様な意見が出ました。再度メンバーを変えて話し合い、「『感じる』に輪郭をつけると『考える』になる」「(この哲学の時間は)スポーツに似ている。フォーマットされた中で鍛練を積む。万が一は自分だけでは起こらない」「育っていく時のロジックとして正しいのか」「(映画の中で)先生は哲学というスイッチで本当の答えが子供たちから出てくるのを楽しんでいたのでは」「大人になると、どうして自由に純粋に話せなくなるのか?自分との対話になる映画だった」「哲学は誰でもできるものを使えるようにすること」・・・二度目の話し合いはさらに話が深まりました。
そして、最後に今日のリフレクション。「こんなにみんなが教育を良くしようと思っているから、日本は大丈夫!」「ここで出た自分の問いを共有できる場がまた欲しい」「やりたいと思っていたことが、ここで確かなものになったので、実現させたい」などの意見で締めくくられました。ほぼ初対面の人が多いなかで、違うフィールドの人たちと出会えたことの楽しさ、気づきに満ちた場になりました。
情報
開催:2011年10月18日(火)
主催:kinologue
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寄稿者
東急電鉄/松浦陽子